お祭り好きの皆様こんにちは!
今年も一年で1番テンションが上がる夏祭りの季節になりました。
大阪府池田市で3年ぶりに開催された「がんがら火祭り」に行ってきました。
この祭りは1644年正保元年から続いており家内安全・火難厄除けを願って始まったとされいる。 pic.twitter.com/JZoSMxBTfm
— Mao/YAKUDOSHI (@Rmooo_ooo) August 24, 2022
今回ご紹介する【がんがら火祭り】は、大阪府池田市で毎年8月24日に開催される夏の伝統行事です。
その起源は正保元年(1644年)にまで遡ります。
この祭りは、多田屋・板屋・中村屋・丸屋という4人の男性が、火災の厄除けを願って火を灯したことから始まり、それ以降、長い年月を経て、地域住民や観光客の間で親しまれる夏の風物詩として根付いています。
2010年に大阪府指定の無形民俗文化財に認定されたこのお祭りの見どころは、大松明の練り歩きや五月山に輝く「一」の字の大文字点灯などありますが、個人的にやっぱり気になる屋台!
と言う事で、今回の記事は、2025年のがんがら火祭りの情報を屋台や穴場スポットを中心にお伝えしていきますのでお楽しみに!
がんがら火祭りとは?
がんがら火祭りの由来とその歴史
がんがら火祭りは、大阪府池田市で毎年8月24日に開催される伝統的な行事です。
その起源は江戸時代1644年(正保元年)にさかのぼります。
当時、この地方に火災が相次ぎ、それを鎮めるための祈りとして「火難厄除け」として始められたのがこの祭りの始まりとされています。
最初に火が灯された際には、愛宕神社の神火が池田の地に降り立ったと伝えられ、以降、地域の人々の信仰を集めながら連綿と続いてきました。
この歴史の深さから、がんがら火祭りは単なる観光イベントではなく、地域文化の象徴ともいえます。
「火難厄除け」と「家内安全」の意味とは?
がんがら火祭りの最大の目的は、「火難厄除け」と「家内安全」の祈願です。
火災の多かった江戸時代、地域を火事から守る願いを込め、火と共に地域の安全を祈る祭りが始まりました。
それだけでなく、松明や「大一」の火文字を灯すことで、家庭の平和や豊作への願いも込められています。
これらの意味を持つこの祭りは、地域住民にとって生活の一部であり、精神的な支柱として受け継がれています。
町全体が一体となり、火の力を借りて災厄を払い去るこの祭りは、多くの参加者に感動と活力を与えています。
今年もがんがら火祭りが始まりました🔥
家族で見に来ています🔥 https://t.co/X5bKwnr81v pic.twitter.com/zQnfgW9G5v— ゲラルト (@BUMP_Rainier) August 24, 2024
大阪府指定無形民俗文化財とは?
がんがら火祭りは、その文化的価値が高く評価され、2010年1月に大阪府の無形民俗文化財に指定されました。
この指定は、江戸時代から続く貴重な伝統を保存し、未来の世代に伝えていくことを目的としています。
特色ある「大松明」や「八丁鉦」の音色、一文字点灯など、一つ一つの要素が地域独自の文化的表現として認められています。
また、地域住民が一丸となって祭りの準備や運営を行うことも評価されており、地域の共同体意識を発展させる重要な行事とされています。
この祭りを通じて、訪れる人々は地域の歴史や伝統、文化の豊かさに触れることができます。
がんがら火祭りの見どころは?
大松明と一文字点灯の迫力
がんがら火祭りの最大の見どころといえば、迫力満点の「大松明」と「一文字点灯」です。
大松明はその高さ約4メートル、重さ約100キログラムにも及ぶ巨大な松明で、2本1組となり、夜の街を練り歩きます。
特に特徴的なのは松明を担ぐ男性たちが勢いよく掛け声を合わせながら進む姿で、この光景は観客を圧倒します。
この重さを支えながら進む様子から、地域の協力と伝統の重みが伝わります。
また祭りが本格的に始まるタイミングで点灯される「大一文字」も必見です。
愛宕神社から神聖な「神火」を受け取った後、これを使って目の前に広がる丘に火文字「大一」が描かれます。
この点灯は19時30分頃に行われ、赤々と燃え上がる火が夜空に浮かび上がります。
特に、大文字が点火された瞬間、観客から大きな歓声が上がるほどの圧巻の景色が楽しめます。
昨夜の池田は炎の祭り。
大文字焼きからがんがら火祭りへ。
そんな地蔵盆の夜。#池田市 #大文字焼き #がんがら火祭り#地蔵盆 pic.twitter.com/aKXWohQRBt— Sharaku (@Sharaku20324526) August 25, 2024
夜空に映える火祭りの様子
がんがら火祭りのもう一つの魅力は、夜空を焦がすような炎の美しさです。
松明から勢いよく立ち昇る炎は、周囲を明るく照らし出し、幻想的な祭りの雰囲気を演出します。
特に、祭り会場となる大阪府池田市の夜景とも相まって、火祭りならではの荘厳な空気が漂います。
また、まつり中盤、城山町を通る大松明の行列は観客席の近くを通りますので圧倒的な迫力を体感できます。
点火されたばかりの燃え盛る松明を担いで練り歩く様子は動的なエネルギーそのもので、その熱と音の凄まじさは五感で楽しめる体験です。
さらに八丁鉦を打ち鳴らしながらの行進音は会場全体に響きわたり、伝統行事ならではの臨場感を引き立てます。
火祭りの終盤に向かうにつれて夜の闇が深まり、炎の明るさが一層際立ちます。
この瞬間は、がんがら火祭りのクライマックスとも言えます。
夜空に映える火と観客の熱気が絡み合い、忘れがたいひとときを体験できるでしょう。
がんがら火祭り2025のアクセス方法と混雑状況
アクセス方法
がんがら火祭りが開催される大阪府池田市へのアクセスは非常に便利です。
最寄りは阪急宝塚線「池田駅」で、会場周辺まで徒歩約10~12分。
能勢電鉄妙見線「絹延橋駅」からは徒歩約14~18分です。
公共交通機関の利用が推奨されており、祭りの日には駅周辺が混雑するため、余裕を持った移動計画がおすすめです。
駐車場・交通規制情報
8/24当日は交通規制があります。
五月山ドライブウェイは18:00~21:00通行止め。
市街地は区間ごとに19:30~22:00/20:00~22:00/21:00~22:00の規制が実施されます。
辻ヶ池公園は規制影響地域の住民向けの臨時駐車場(8:00~23:00)で、利用には市発行の「臨時駐車場許可証」が必要です。
一般来場者向けの臨時駐車場はありません。
また、周辺道路では18時頃から規制が始まり、イベント終了後もしばらく続く場合があります。
会場付近は車両通行が制限されるため、祭り当日は公共交通機関の利用が渋滞を回避する一番の手段です。

事前に確認しておきましょう
混雑を避ける方法
例年、がんがら火祭りは多くの観客で賑わい、特に祭りのクライマックスとなる「大一文字点灯」の時間帯(19時30分頃)から終了にかけては混雑がピークとなります。
混雑を避けるためには、早めの到着が鍵です。
観賞スポットや屋台をゆっくり楽しみたい場合は、夕方早い時間帯から会場周辺に到着することをおすすめします。
また、比較的混雑が少ない「絹延橋駅」を利用するのも一つの手です。
さらに、イベント終了間際は帰路に混雑が集中するため、祭り終了前の少し早い時間に会場を離れる計画を立てると良いでしょう。
がんがら火祭り2025の屋台情報
がんがら火祭りの屋台はある?
結論から言うと、がんがら火祭り自体は「家内安全」「火難厄除け」の伝統行事であり、山からの火の巡行が中心であるため、例年、縁日形式の屋台出店はほとんどありません。
ただし、がんがら火祭りの前日(2025年は8月23日)に、市立池田小学校にて「いけだ・いらっしゃいフェスティバル」が開催されます。
こちらでは屋台・ゲーム・飲食ブースなどが多数出店され、祭り前夜を楽しむには絶好の機会です。

出来れば屋台が欲しいよね
がんがら火祭り2025の穴場スポットと祭りの楽しみ方
人混みを避けられる観賞エリア
がんがら火祭りは毎年多くの観光客が訪れるため、会場周辺は大変混雑することが予想されます。
しかし、人混みを避けつつ祭りの魅力を堪能できる穴場スポットもいくつか存在します。
特に、空いてればおすすめなのが、能勢電鉄妙見線・絹延橋駅周辺です。
このエリアからは大松明の行進ルートが程よい距離感で見渡せ、八丁鉦の音や松明の迫力も十分楽しむことができます。
ただし、絹延橋駅周辺が「特に空いている」とする根拠はありませんので、状況に応じて複数のアクセスルートを確保しておくと安心です。
絶景ポイント:五月山の高台
-
秀望台(天空の鳥居):山腹の尾根上にあり、大一文字点灯シーンを比較的静かに上空から見下ろせます。
ただし駐車場は近隣にないため、徒歩やハイキングの準備が必要です。 -
五月平展望台:夜景スポットとして知られる展望エリア。
がんがら火祭り当日も夜景と火の両方を楽しめる可能性がありますが、ドライブウェイは通行規制があるため、事前に営業時間・規制情報を確認しましょう
写真映えする風景とおすすめ時間帯
-
19:30以降は大一文字・大文字の点灯時間帯であり、夜景と炎のコントラストが非常にフォトジェニックです。
-
市役所前や城山交差点も人気スポットですが、混雑が予想されるため、視界の開けた少し離れた場所を狙うと、落ち着いて撮影できます。
-
カメラやスマホのナイトモードを活用すれば、炎の瞬間や夜景の雰囲気をより鮮やかに切り取ることが可能です。

自分だけの穴場スポットを見つけるのもアリだね
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「がんがら火祭り2025の屋台・穴場スポット徹底調査!見どころや混雑状況もまとめ!」と題して、2025年のがんがら火祭りの情報をお伝えしました。
がんがら火祭りは、大阪府池田市の夏を代表する伝統行事です。
その歴史は江戸時代にさかのぼり、「火難厄除け」や「家内安全」を祈る重要な意味を持つ祭りとして、地域に根付いています。
特に、大松明と一文字点灯の大迫力は見どころとなっており、多くの観客を魅了しています。
そして、がんがら火祭り自体は「家内安全」「火難厄除け」の伝統行事であり、山からの火の巡行が中心であるため、例年、縁日形式の屋台出店はほとんどありません。
さらに、混雑を避けたい方には穴場スポットからの鑑賞がおすすめで、ゆったりとした時間を過ごせる絶景ポイントも充実しています。
交通規制や駐車場の情報も事前に確認し、効率よく回れるコースを考えることで、快適に祭りを楽しむことができます。
がんがら火祭りは伝統とエンターテイメントが融合した祭りですので、歴史的な行事を満喫しに足を運んでみてはいかがでしょうか。
コメント